こんばんは、音喜多駿(参議院議員/東京都選出)です。 国会開会初日を前にして、重度障害者である国会議員が2名誕生した参議院は大きく動いています。 重度障害 議員活動中の介護サービス 当面は参院が費用負担へ とりわけ論点に上がっていた、「介護サービスが使えない」という点については、参議院が当面負担する(≒税金で負担する)ということが議院運営委員会で決定されました。 これに対して維新は「反対」を表明し、私も同意見です。 本日、議運理事会でれいわ新選組2議員の介護サービスを参議院が負担することについて反対させて頂きました。理由は、れいわ新選組の要望は、「重度訪問介護サービス」では、通勤や経済活動については、大臣告示で除外されており、制度の改善を求めています。参議院が負担するのは論点が違います。 — 東 とおる (@toru_azuma) July 30, 2019 制度上の問題を改善するのが立法機関である国会議員の職責であり、まさしく国会に来て議論するのが我々の役割です。税金で賄われている参議院の経費を使えばいいという問題ではないし、同じ境遇の障がい者の方をどうするかを議論すべきで国会議員のことよりも先に制度見直しを議論すべきです。 — 東 とおる (@toru_azuma) July 30, 2019 理由については東とおる参議院議員が述べている通りで、国会の役割はまさに制度を変えていくことです。 まだ多くの障害者の方々が同様の制度の狭間で悩んでいる中、国会議員だけが特権的・例外的にサービスを受けることは適当ではないと考えます。 「まずは隗より始めよで、国民の代表たる国会から変わるのは良いことだ」 「できる部分から始めなければ、何も変わらないではないか!」 というご意見もありますし、それも一理あるとは思います。 ただ国会議員の歳費は年収2千万円を超えており、活動をサポートするための文書通信交通滞在費が月100万円(!)支給されます。 様々な事情はあれど、各国会議員はこうした収入の中から人件費などをやり繰りして、政治活動を行なっているわけです。
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